2014/08/05


今回のテーマは「アジのサビキ釣り用コマセカゴの改造」である。

これまであれこれ使ってみて、結局いま使っている下オモリ一体型のプラスチックカゴに行き着いたんだが、カゴが小さすぎるので、少し大きく、少し重くしたかった。ついでにコマセの出も良くしたい。

まあそれだけのことなんだけど、やってみたら結構うまくいって気分がいいから書いておくことにした。


改造のベースはダイソーの「アミカゴ 2個入り」だ。もちろん108円。

たまに釣具専門店でそっくりのものを見るけれども細かい仕様が違う。釣具屋で売ってるのは吊り手の部分まで樹脂製で、2個138円ぐらいする。

別にそれでも良いのだけれど、こないだダイソーをうろうろしていたらこれが置いてあったので、じぶんのもダイソーで買ったのだと思い出した。もうずいぶん前のことで、どこで買ったかすっかり忘れていたんだ。

ただ、店頭にあるのはいま使っているのと明らかに重さが違う。8号と10号の2種類があったが、うちのはもっと軽い。これならもしかするとほとんどいじらなくても済むかもしれないな……と思いつつ、とりあえず両方2パックずつ買った。

上が以前から使用しているもの。
今回買った「10号」はカゴがひとまわり大きく、鉛も分厚い。

吊り手の部分はナイロンテグスにスナップが通してあるだけだが、これがたいへん使いにくいので、じぶんのはステンレス線で自作してある。

肝心のカゴの容量がどのぐらい違うのか正確に測って計算してみたところ、上が14ミリリットル、下が21ミリリットルだった。ちょうど1.5倍だ。これならリプレイスする価値がある。

ちなみに「8号」(下)は今まで使っていたもの(上)と同じサイズのカゴだった。ウェイトだけが違うのだ。なるほどなるほど。

重さのほうは、10号、8号はほぼ表示通りの34gと27.5g、手持ちの=17gだった。1号≒3g+カゴ≒4gという計算か。となると手持ちのは「4号」なのかな。

とにかく大きめのカゴが見つかったので、これで浮子とバランスがとれれば問題ないわけだが、風呂場で試してみたらやはり重すぎた。愛用の電気浮子はfujiの6号タイプで、ダイソーカゴの10号ではトップしか水面に出ない。海水で多少浮力がプラスされたとしても、コマセを詰めることを考えると8号がギリギリだ。つまり10号のカゴに8号のウェイトをつければ問題解決なんだな。

ということで改造作業だ。

まずはウェイトを取り外す。これがけっこう悩んだところだが、かしめてある鉛をラジオペンチでつまんで細く伸ばすことで、きれいに取れた。

この時点ではまだ交換後の固定方法を決めていなかったので、念のために足の部分も残しておいたんだ。

そして今日、ジョイフルで都合の良いネジを見つけたので、温存しておいた足をニッパーで切った。

半球状になった錘にドリルで4.5ミリの貫通穴を開ける。「組ねじ」の雌ネジを通すためだ。

「組ねじ」はアルバムやファイルの製本用のネジだ。長さ8ミリと10ミリを買ってきた。どちらも7本入りで206円。

雄ネジの長いものを探したけれど単品では売っておらず、M3.5という半端な規格なので代替品も見つからなかった。

ま、仕方ない。

穴を開けたウェイトに雌ネジを通し、鉛をハンマーで軽く叩いて締める。

と、こういうものが出来上がる。

10号、8号とも雌ネジの長さは8ミリのほうでちょうど良かった。10ミリだと突き出てしまう。
雌ネジを仕込んだウェイトをカゴの底にあて、内側から雄ネジでボルトオン。

できた。完璧だ。

ウェイト交換可能なコマセカゴ。ハンドル部分はもちろんステンレス線に交換してある。


実際には釣り場でウェイト交換なんかしない。カゴごと付け替えればいいんだもの。

だがそんなことはどうでもいい。結果としてできあがったものがエレガントかどうか。大事なのはそれだけだ。

最後に、コマセの出を良くすべく一部の格子をニッパーで切って窓を大きくした。

これでカゴの底にへばりついて残るアミもなくなるだろう。たぶん。



というわけで、8.11スーパームーンの大潮に向けて、準備は着々と整いつつある。

あとはお天気。
こればかりは工夫のしようがない。
どうか晴れますように。


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